泥団子から学んだこと:汚れることが苦手な息子と、手を汚す喜び

手が汚れるのが苦手なマルちゃん。泥団子づくりを通して、自信と発見を得た――親子で感じた「手を汚すことの価値」。

泥団子を作ろうとする男の子の様子
思いがけない「泥団子作りたい!」の一言から始まりました。

はじめに:思いがけないひとこと

家族で草抜きをしていたある日、マルちゃんが突然言いました。

「泥団子を作りたい!」

私とマルパパは少し驚きました。虫のお世話をしていても、手が少しでも汚れるとすぐに洗いに行くほど手が汚れるのが嫌いなマルちゃんが…。先日の餅つき体験でたくさん褒められたことが、自信になったのかもしれません。

泥団子をつくる息子を見て感じたこと

最初は恐る恐る泥を触っていたマルちゃん。指先についた泥を見て「うわ、汚れた」と言いながらも、少しずつ丸めて形にしていきました。ひびが入ったり崩れたりしても、工夫を重ねて「もっとこうしたらいいかな?」と試行錯誤を続けます。最後には、泥団子だけでなく泥雪だるままで作っていました。

泥団子を丸める手元
恐る恐る触っていた泥が、次第に楽しい挑戦に。

泥団子づくりが子どもに与える力

  • 五感を育てる:土や水の質感を感じることで触覚が豊かになる
  • 創造力を刺激する:どうしたら割れないか、どうすれば丸くなるかを考える
  • 粘り強さを学ぶ:繰り返しトライする中で「やり抜く力」が育つ
  • 自信につながる:完成した団子を褒められることで自己肯定感が高まる

親としての心配と工夫

心配事対応アイデア
手や服が汚れる汚れてもいい服や着替えを用意する。遊んだ後はシャワーでスッキリ。
感触が苦手最初は手袋を使うなど段階的に慣らす。
潔癖傾向が心配「汚れる=悪」ではなく「汚れることでできる体験」を伝える。
衛生・安全遊ぶ場所を選び、終わった後はしっかり手洗い。

泥団子から学んだこと

今回の体験で改めて気づいたのは、「小さな成功体験が大きな挑戦の一歩になる」ということでした。餅つきで褒められた自信が、泥団子作りへの挑戦につながったのです。

敏感であることは決して悪いことではありません。ただ、汚れることを恐れるのではなく、その先にある楽しさと学びを一緒に見つけていきたい。泥団子は、マルちゃんにとっても私たち親にとっても、大切な気づきをくれました。

完成した泥団子と笑顔の男の子
挑戦の先にある誇らしい笑顔。

まとめ

  • 「汚れるのが嫌い」な子でも成功体験で挑戦できるようになる
  • 泥団子づくりは五感・創造力・粘り強さ・自己肯定感を育てる
  • 親は「汚れ=悪」と思わせず、工夫して体験を後押しする
  • 泥団子から学んだのは、汚れることの先にある喜びと成長

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